【もっと人のためになりたいという、私の中に秘めていた思いを実現できるようになりました。】板東 双美様

板東さんは、どのようなきっかけでフランクリン・プランナーを使い始められたのでしょうか。

去年、参加させていただいた「7つの習慣」の勉強会で、「7つの習慣」を実践する手帳があることを知りました。さらに昨年末に、フランクリン・プランナーのユーザー3名のお話を聞く機会がありました。そのとき山崎さんが一週間コンパスを活用することで結婚することができたというお話を聞いて、格好いいと思いました。それで、すぐに綴じ手帳、マスター・フォーム・パックと一週間コンパスのクラシック版を購入しました。
実は、それより前に7つの習慣ファミリー・プランナーを少し使ってみたことがあったのですが、当時の私は、家族で話し合ったり計画を立てたりするということがあまりなく、うまく使いこなすことができませんでした。それで、家族で考える前にまずは自分で考えようと思い、今年の1月からフランクリン・プランナーを本格的に使っています。興味があるものはとりあえずやってみてもなかなか続かないタイプの私ですが、フランクリン・プランナーは珍しく続いています。この手帳は、右脳の感覚だけではなく、きちんとした理論に基づいているため左脳でも納得できるのだと思います。

手帳は予定を書くためだけはなく、人生そのものを計画するツールと言えます。

そう思います。以前は、予定を管理する一般的な手帳を使っていましたが、去年の夏、小学生の娘と、こども手帳術に参加しました。そのとき、細かく自分の活動予定を考えて、自分の時間の使い方を管理していくということを教えていただいたのですが、よくよく考えたら、それは私にも当てはまることでした。フランクリン・プランナーは、予定を細かく記入することに加えて、自分の目標や目指す方向性、なりたい姿を掘り下げて、日々の生活に結びつけることができるのが利点だと思います。

実際にお使いになって、板東さんの生活にどのような変化がありましたか。

一週間コンパスを使い始めたころは、私も毎回同じことを書いていました。これでいいのかなと疑問に思いましたが、書くことで生まれる効果もありました。
私は家事が苦手で、できるだけやりたくないと思って生活していました。私が家事をしないと家族は困るかもしれませんが、私は困らないとさえ考えていたのです。でも、やらされていることではなく、役割として自発的に家族のためにご飯をつくるようになると、夫も娘も笑顔になっていき、家の雰囲気が良くなっていきました。私が目指すのは笑って過ごせる家族なのだから、そのために料理を続けてやってみよう、今度は洗濯物を畳んでみよう、そんなふうに自分が動いたらこの家はもっとうまくいくのかな、と思ってやってみたら、夫や娘との関係がより良いものに変わっていきました。
私は目標があっても、細分化することが得意ではありませんでした。けれど、苦手な家事をタスクに細分化して毎日書くことで、できるようになってきました。フランクリン・プランナーに書き続けた結果、苦手な家事も習慣になってきたのだと思います。自分の行動によって得られる効果、夫と娘が笑っているという結果が見えてきました。書いて、実行して、見えてきた、そして変わった。それはすごく大きいと思います。

お仕事については、どのように活かされたのでしょうか。

今年の4月に転職をしたのですが、以前の職場では自分ができる範囲のことをやっていました。無意識のうちに、自分が持つ可能性を枠にはめていた気がします。今の職場に移ってからは、枠を取り払い、可能性をできるだけ広げるように行動しようと心がけています。今までの生活は「時間管理のマトリックス」の第Ⅰ領域で占められていて、生きている価値がないのではないかと思うくらいでした。勉強会や読書会を通じて、実際に手帳の時間管理を学んで、手帳を使ってみて、今までの過ごし方はもったいなかったと思っています。

お仕事に関する役割意識や行動自体の変化はありましたか。

はい。まず、マスター・フォーム・パックに、どういうふうに働きたいか書き込みました。前の職場は支援学校で、そこでは学校の先生の邪魔にならないように子どものケアをしていました。そのため、やりたくても抑制していたり、先生に遠慮していたりすることがよくありました。
年末のセミナーで猪口さんからフレームワークの説明を聞いたとき、一緒に参加した姉と「かっこいいね。これを使いこなしたいね」と話したんです。でも、当時の私は言われたことを差し支えなくやっていればよかったので、フランクリン・プランナーを使いこなすのは遠い世界だと思っていました。しかし、転職して、パラダイムを変えて、立場も変わり、ついに私も使うようになりました。もっと人のためになりたい、チームの中でやっていきたいという私の中に秘めていた思いを実現できるようになりました。
今、肛門科が有名な病院で看護師をしています。勤め始めた頃は「仕事に慣れる」だったのが、今は、安心して受診・診察していただけるように、自分だったらどうしてほしいかを考えています。まだまだ役に立てるほどではありませんが、患者様にとって安全で安心してもらえる看護師になって、他のスタッフと一緒に地域でやっていきたいですね。
新しい職場では覚えなければいけないことがたくさんあり、メモや思考の整理でもフランクリン・プランナーを大いに活用しています。パートで主婦の私でも、これは投資して良かったと思っています。まだ整理ができていないので、とりあえず書き出してみていますが、もっと書き込んで使いこなしたいですね。

やらされているというネガティブな気持ちや被害者意識をお持ちの方々に、何をきっかけにすれば少しずつ変わっていけるとアドバイスされますか。

「7つの習慣」の第2の習慣にもありますが、人生という航海の目的地をはっきりさせるということだと思います。自分は何をしたいのか、どうしたいのかを知り、それを目指す。さらに、目指すだけではなく、自分にとっても相手にとっても良いことをやることだと思います。最初、価値観に自分の気持ちだけを書いていたら、「そうではないんだ。やっぱり私はみんなと関わって生きていきたいんだ」という気づきもありました。私の場合は、手帳を書けない日があると、日々の出来事に振り回されて、その週の生活がぐちゃぐちゃになってしまいます。子どもの習い事に行こうではなく、行かなくちゃになってしまう。ご飯作ろうではなく、ご飯作らなくちゃになってしまう。洗濯も同じです。自分の意思で計画して書いておかないと、やらされ感が生まれる気がします。そのためには、毎日、手帳を書いたり振り返る時間をきちんと確保することが大事ですね。

すっかり習慣にされていますね。

初めに手を付けたのはマスター・フォーム・パックです。次はそれを細分化して、一週間コンパスを書き、ルーティンとしてデイリーページのタスクという順番で活用しました。タスクは、ご飯を作る、茶碗を洗う、洗濯物を洗う、家計簿をつける、読書などといったことから始めました。1月から書いている内容は変わらなくても、気持ちはまったく変わりました。それは、価値観やどうなりたいかということが自分の中で明確になったので、やらされているタスクではなく、主体的に取り組むタスクになったからです。そのおかげで得られる結果も変わりました。たとえば、先日、我が家から自転車で5分の場所で渡邉先生の勉強会があり、参加する絶好のチャンスだったのですが、その時間と娘の習い事が重なってしまいました。どっちを優先したいかを考えた末、行かないことに決めたのですが、それは残念な諦めではなくて、気持ちいい諦めでした。もちろん行きたかったのですが、娘が頑張って成長している姿を見る時間も大事だと納得したからです。これからもフランクリン・プランナーを使い続けていくことで、自分も家族も、関わってくれている人も、もっと幸せになれると思います。

板東さんの人生が良い方向に変わってきていますね。今後も目標をたくさん作って、フランクリン・プランナーで実現してください。今日はありがとうございました。

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