
マンスリー7habits
第4回:主体性を発揮する 2、刺激と反応
『7つの習慣』の著者であるコヴィー博士が、大きな衝撃を受け、その後の人生を根底から変えたという言葉を紹介しましょう。
刺激と反応のあいだにはスペースがある。
そのスペースに、自分の反応を選択する自由と力がある。
そして自分の反応には、自己の成長と自由とがかかっている。
コヴィー博士は、この言葉と出会ってから、自分が選ぶ反応のあり方がいずれは刺激そのものに影響を及ぼすのだということを悟ったそうです。

私たちは、受ける刺激に、常に反応しています。そして、瞬間ごと、状況ごとに新たな選択肢が与えられているのです。自分の人生は「たまたまそうなった」わけではありません。自覚している、していないに関わらず、人生は自分自身の選択の積み重ねでできているのです。
第一の習慣「主体性を発揮する」とは、あなたの人生や行動はあなた自身が選び、責任を持つということであり、その場の感情や状況から離れて、原則と価値観に基づいた行動をとれるようになるための習慣です。この能力はどんな動物にもない、人間だけが持っている4つの特別な性質「自覚、良心、想像力、自由意志」から生まれます。
自覚:自分自身を客観的に見つめる力
良心:心の中で善悪を区別し、思いや行動が正しい原則に沿っているかわきまえる力
想像力:現在の状況を超えて頭の中で思い描く力
自由意志:ほかのあらゆる影響に縛られることなく自覚に基づいて行動する力
人間だけが持つこの4つの特質は、私たちの身に降りかかってくる刺激と、それに対する反応の間に存在しています。この4つの特質の開発は、主体性を発揮するためには欠かせません。しかも、4つをバランスよく育てなければなりません。なぜなら、重大なポイントは、4つの特質の創造効果にあるからです。
私たちには、刺激に対して反応的になるか、主体的になるかを選ぶ機会が1日に100回くらいはあるでしょう。天気が悪かったり、仕事が思い通りに進まなかったり、子どもが言うことをきかないといった、好ましくない状況では、どうしてもイライラした態度をとってしまうものです。4つの特質を鍛えるために、こういうときは「一時停止ボタン」を押しましょう。これは自分自身に降りかかって来ることに反応する前に、自分で自分の反応を選べるようにしてくれるボタンです。自分に起きることはどうすることもできませんが、それに対する反応は自分で選ぶことができることを忘れてはいけません。一時停止ボタンを押して、考える習慣を身につければ、感情や状況に流されずに行動できるようになるでしょう。