第6回:
デイリー・タスクプランは、カテゴリー分けをしておく

第6回は「デイリー・タスクリスト」の一歩進んだ使い方です。

デイリー・タスクは、最終的な行動や結果に結びつけるためには、非常に重要な機能です。このデイリー・タスクの精度によって、確実に行動できたり、できなかったりします。

多忙なかたであれば、フランクリン・プランナーのデイリー・タスクリストが毎日いっぱいになってしまう人もいらっしゃるでしょう。しかし、やみくもに、デイリー・タスクを羅列するだけでは、優先順位がわかりづらくなり、本当に重要なタスクが埋もれてしまい、逆にわかりにくくなってしまうことがあります。忙しい人ほど、このような罠にはまってしまう危険があります。

そうした超多忙な方々におすすめしたいのが、タスクリストをあらかじめ、カテゴリー分けしておく方法です。

たとえば、営業担当で、社内外のさまざまな業務に携わられているかたであれば(もちろん会社によってや置かれている状況によって大きく変わりますが)、営業としての大きな業務テーマとして、「新規案件(顧客)受注活動」「既存案件(顧客)フォロー」「業務プロセス改善」「上司/部下関係構築」「プロジェクト推進」「業務連絡」などのカテゴリーがあげられるのではないでしょうか。

こうしたカテゴリーをあらかじめ設定しておくのです。

こうした分類をあらかじめ行なっておくことによって、次のようなメリットが生まれます。

  • 仕事にバランスが生まれ、あるひとつの仕事に没頭するあまりの抜け落ちや、トラブルの発生などの緊急事項が減少するでしょう。
  • 全体のタスクを理解した上で、「今月はこのポイントにフォーカスしよう」などといった、自分のタスクを戦略的に捉え、プランニングすることができるようになるでしょう。

「忙しすぎる」とお感じになっているビジネス・パーソンのかたにおすすめしたい、タスク・プランニングの方法です。