基礎編 インサイド・アウトのパラダイム
あなたにとって成功とは何か

7つの習慣 セルフ・スタディ

前回に記入していただいたような悩みから抜け出せないのはなぜでしょう。どうして常に問題や課題ばかりがあなたの周辺に起こるのでしょうか。

あるいは、成功を手に入れた人たちは、なぜこういった状況から抜け出すことができたのでしょうか? それとも、成功者だけが持つ特別な何かがあるのでしょうか?

コヴィー博士は、成功者に共通する行動や考え方、やり方があるのではないかと考え、アメリカ建国200年を機に、これまでの成功に関する文献を徹底的に調べました。

その結果、確かに成功者が共通して持つ原則がありました。成功者に共通する原則をコヴィー博士が「習慣」としてまとめ、提唱したのが『7つの習慣』です。

『7つの習慣』日本語版の副題は、「成功には原則があった!」です。これは、「7つの習慣」を身につけることで、あなたにとっての成功(得たい結果を得続けること)、意義・意味のある人生、充足した人生を送ることができることを表しています。

「成功」と一言でいっても、何をもって成功とするかは、人それぞれ違います。経済的な成功と考える人もいれば、家族の団欒を手に入れることが成功だと思う人もいるでしょう。あるいは、自分の本当にやりたいことを成し遂げることだと考える人もいるかもしれません。

最初に、現段階での「あなたにとっての成功」をイメージしてみましょう。

あなたにとって仕事とプライベートにおける「成功すること」や「意義あること」とはどういった状態を指すのでしょうか? 少し考えてみましょう。

あなたがこういう状態になってみたい。こういうものを手に入れてみたい。こんな貢献をしてみたい。成し遂げてみたい。と思うのはどのようなことでしょうか?

思いつくことを書き出してみてください。

  • 仕事における成功
  • プライベートにおける成功

どのような「思い」や「考え」が出てきましたか。

これまでのフランクリン・コヴィー社の「7つの習慣」研修では、次のような声が聞かれました。

  • 会社を持ってみたい。自分の好きな仕事をして幸せに過ごしたい(35歳 男性 サービス業)
  • 納得のいく仕事をしたい。そして何よりやりがいのある仕事をしたい(24歳 男性 製造業)
  • クライアントに頼られ、クライアントを成功させるような存在になりたい。この業界で1つのポジションを築きたい(27歳 女性 コンサルタント)
  • 多岐にわたる商品の知識をさらに深めたい。職業柄、自分ではどうにもできない部分が多いが、もっと落ち着いた仕事をしたい(29歳 女性 金融業)
  • 土日をもっと有効に利用して、自分の趣味を極めた人生を送りたい。そして家族で楽しく過ごしたい。現在はそのための時間をつくりたい(25歳 女性 建設業)
  • 旅行に行きたい。運動もしたいし、本も読みたい。友達と飲みにも行きたい(27歳 男性 人材派遣業)
  • 大学に戻って勉強したい。MBAをとって自分の仕事の幅を広げたい。将来は大学の教授になって若い人たちに教えたい(30歳 女性 金融業)
  • 家族ともっと時間を過ごしたい。仕事よりも家族やプライベートを優先したい。豊かな人生を送るために働いているのだから(27歳 男性 広告代理店)
  • 将来は海外に住みたい。途上国にも行ってみたい。自分に何ができるかわからないけど、何か1つぐらい社会の役に立ちたい(30歳 男性 自営業)

現在、誰もが厳しい状況を強いられています。会社の中でのポジションがどんどん上がるわけでもなく、常に努力し続けないと、状況は悪くなるばかりです。

しかし、漠然としてはいるものの、「こうしてみたい」「ああなってみたい」という夢は誰もが持っています。実現へのプロセスが思い描けていないだけなのです。

  • 先ほど書き出した「成功した」状態になるために、今のあなたは何を行えばいいのでしょうか? あるいは、どういうことができるようになればいいのでしょうか?
  • そういったことの実践は可能だと思いますか? また、これまではなぜ、そういったスキルや能力を身につけることができなかったのでしょう?

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