第一の習慣:主体性を発揮する(主体的である)
主体と反応

7つの習慣 セルフ・スタディ

「反応的」とは、「主体的」の逆であり、主体性を発揮しようとしないで、起こったこと、さまざまなその人への刺激、問題、事件、出来事に対し、そのまま感情的に反応してしまうことです。その反応には、何の論理的、倫理的、ビジョン的判断も介在しません。ただ瞬間的・感情的に反応しているだけの状態であり、その反応に対して自己が責任を負う準備はできていません。

次のような発言をする人に多く見受けられます。

  • あーあ、また仕事か。
  • 今日までにこの書類を出さなければならないのか。
  • また上司から怒られた。本当に腹が立つよ。何で俺だけ怒られるんだろ。
  • 今日の仕事が早く終わらないかな。
  • また見積もりをつくるんですか?
  • 今日も残業か。
  • 全くわがままな客だ。

主体的な人と反応的な人をまとめると、次のように整理できるでしょう。

主体性を発揮する人:
人間が本来からもっている周囲に何が起ころうと、自分自身で判断し、言動を選択できる能力を発揮する人。人間として自分の人生に対して自ら選択し、自ら責任をとる
反応的な人:
何か起こったこと、いろいろなその人への刺激、問題、事件、出来事に対し、そのまま感情的に反応してしまう人。その反応に対して自己が責任を負う準備はできていない

これらの違いを分かりやすく説明するのが、「刺激と反応のモデル」です。

図に示すように、反応的な行動とは、外部からの刺激に対して、直感的に反応を選択しています。これに対し、主体的な行動とは、刺激を受け行動を選択するまえに、一定のスペースを確保しています。

たとえば、突然上司から「やり直しだ!」と怒鳴られても、「無理です」と即反応する前にスペースを設け、「上司の求めるレベルはどこか」「的確に応えることができればチームのためになるか」「自分の成長につながるか」など、価値観にしたがって判断し、その時点での最良な方法を見つけることに集中すれば、「あと30分お待ちいただければ、これぐらいのレベルのものは提出できると思います」と答えることができるかもしれません。

では、普段我々に飛び込んでくる刺激と、それらに対してどのような反応が選択できるのかを考えてみましょう。こういったトレーニングを積んでおくと、将来そのような事態が発生した際にも、うまく行動を選択することができるかもしれませn。

  • には普段どのような刺激が飛び込んできますか?
    3つあげてください。

  • 通常そのような刺激に対し、どのような反応をしていますか?
    それぞれについて考えましょう。

  • スペースを設けると、どのような反応が可能になりますか?
    それぞれについて考えましょう。

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