第六の習慣 相乗効果を発揮する(シナジーを創り出す)
相乗効果は妥協ではない

7つの習慣 セルフ・スタディ

コミュニケーションの中で、何か新しい案を生み出そうとするとき、私たちがよく陥りやすいものに、「妥協」があります。これは相乗効果と呼べるものではなく、結果としては、非常にレベルの低いものです。これでは、1+1が1以下になってしまいます。

私たちがよく「交渉」と呼ぶコミュニケーションには、この「妥協」を目指したものが少なくありません。

相乗効果とは、誰かの案でもあなたの案でもなく、全く新しい「第3の案」を求めることです。1+1が3以上になるように、お互いが満足できるような解決策を打ち出すことが相乗効果なのです。

組織の中で、リーダーと呼ばれる人の役割とは、まさにこの「第3の案」を導くことにあります。メンバー間の能力を最大限に発揮させ、その能力の和をはるかに超える、チームとしての力を導く仕事こそ、現在の組織に求められている能力でしょう。

相乗効果を発揮するにはどうすればいいのでしょうか。

まず、「相違点」を認め、尊ぶことが必要です。「違いがある」ということが相乗効果のスタートなのです。

会社の中で、全く意見が違う(合わせようともしない)二人がいる場合、協力する意欲が本当にないのであれば、この会社で相乗効果が発揮されることはないでしょう。

一方、完全に同じ意見の人が二人いる場合、その二人のうち一人は不要だということになります。相違点を尊ぶために、いくつかのヒントを紹介しましょう。

  • 多様性を尊重しましょう。あなたと同じく、他の誰もが独自の感じ方、考え方をする存在なのです。
  • リラックスして他の人と接しましょう。緊張感は警戒心のもとです。他者と意見を交わす必要があるときは、深呼吸して、リラックスしましょう。
  • バランスをとりましょう。自分の利益ばかり考えず、ギブ・アンド・テイクの関係を進んで築きましょう。
  • 新しい考えに耳を傾けましょう。頭の中のドアを閉め切ってしまってはいけません。

常にドアはオープンにしておきましょう。

  • 信頼を築く努力をしましょう。信頼関係はすぐには構築できませんが、その努力は最後に必ず価値を発揮するはずです。
  • 共通の利益を見つけて共有しましょう。自分のやり方に対するこだわりを捨てて、多様な知性を融合させましょう。
  • ユーモアを忘れてはいけません。
  • 固定概念を捨てましょう。必ず間違いを犯すことになります。
  • 常に本来の自分でいましょう。

インデックスに戻る