はじめに:手帳で人生は変わるか?

「人生は手帳で変わる」のでしょうか?

実は「変わるのです」

フランクリン・プランナーのユーザーにインタビューを重ねてきた実感です。

スティーブン・R・コヴィー博士が書いたベストセラーに『7つの習慣 成功には原則があった!』(キングベアー出版)という本があります。フランクリン・プランナーはこの「7つの習慣」を実践していくための手帳でもあるのですが、この本の中でコヴィー博士がこのように言っています。

「すべてのものは2度作られる」

どういうことでしょうか? あらゆるものは、まず設計や計画といった知的創造があり、そのあとに物的に作られるということです。料理にしても、建築物にしても、まずどんなものを作ろうかと頭の中で描き、設計図(料理の場合はレシピ)を用意します。これが知的創造、つまり第一の創造です。そして2度目は、その設計図やレシピに従って作られることになります。このことを指して「すべてのものは2度作られる」と言っています。

これを人生にあてはめてみてはどうでしょうか?

あなたは、人生の設計図を描いていますか? レシピを用意していますか?

知的に創造しないままに、物的に創造をしていることはないでしょうか? それがどんなに不安定なものかは、設計図なしに建てられた家を思い浮かべると、よくわかると思います。

その人生を設計するもの、それが「手帳」なのです。手帳の中に、自分がこうありたい、こうなりたいという設計図を描いていくことで、思い描いたとおりの人生を歩むことができるようになります。

手帳があなたの人生を導いてくれるのです。しかし、ただ手帳に書けばいいというわけではありません。ちょっとしたコツと、自分自身と向き合うことが必要になります。

自分自身に正直に、少しの時間真剣に取り組めば、誰でも自分を描き、歩き始めることができます。

それでは、一緒にこれからの人生の筋書きを書いてみましょう。