ハイブリッドワークには、価値観の明確化が大切!

コロナ禍のピークは過ぎたとはいえ、企業の多くはリモートワークを継続し、オフィスでのワークとリモートワークのバランスをとりながら、これからの働き方を模索しているようです。

主体的なビジネス・パーソンのなかには、ビジネスの状況や課題にあわせて、自分の働き方を選択する「ハイブリッドワーク」という働き方を選択する人も出てきています。

ハイブリッドワークとは、場所も時間も柔軟に対応する働き方であり、オフィスワーク、リモートワーク、それぞれの良さを生かしながら、ビジネスの課題に対応する働き方だと言えるでしょう。

しかし、ハイブリッドワークは単に働き方を選ぶということではなく、どのような働き方をすれば、もっとも大きな成果を出すことができるかという、課題対応型の働き方です。
コロナ禍において、リモートワークを行うことで、自分が持つべきスキルや能力に気付き、新たなスキル開発に取り組んだ人も少なくありません。

自由な働き方を選択できるということは、自分の出す成果、結果に責任を持つということです。さまざまな働き方が提示されています。これまでのように、会社が決めたことがすべてだと考え、業務に取り組む働き方を選択することもできますが、環境の変化を機会ととらえ、主体的に働き方を選ぶことに魅力を感じる人のほうが多いでしょう。

個人が主体となり、働くために必要なことは、自分の明確な価値観と価値観にもとづいた行動力です。

自分の明確な価値観とは、「仕事をする、生活を送る」うえで、ゆずることのできない大切な考え方のことです。何事にも挑戦したいと考える人もいれば、周囲との調和を第一に考える人もいます。あるいは、社会や地域に貢献したい、世の中に足跡を遺したい、と考える人もいるでしょう。
自分の仕事のスタイルと言ってもいいかもしれません。

フランクリン・プランナーのタイム・マネジメントでは、この価値観を明らかにすることからスタートします。
「マスター・フォーム・パック」に掲載されている演習によって導けるようになっています。

価値観を明確にした上で、自分に合った仕事のスタイルを選択することが大切です。
そして、その価値観に毎日の行動がマッチするように、日々の行動計画を立てます。
価値観を明らかにしても、日々の行動が価値観とミスマッチでは、ストレスを抱えたままの毎日になってしまいます。

毎日、解決したい課題に対して価値観に合った解決策は何かを考えながら、「価値観に忠実な行動」をタスク・リストに記入し、確実に行動しましょう。
これが継続できれば、自分に合った働き方が、自然と身についているはずです。


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