働き方は「手帳」で変わる

3目指すべき方向があれば迷わない

長期目標という視座を持てる手帳を持つ

ミッションをあなたの生活の中で実現していくには、具体的な「ビジョン」として設定する必要があります。

ミッションをビジョンとして設定するということは「ビジョナリー」な姿、つまり「見える姿=目標」として考えるということです。「どのような状態になりたいのか」を、できる限り具体的なビジョンを描いてください。

なぜ、このようなビジョン化が必要なのかというと、具体的なイメージというものが私たちの潜在意識や能力に働きかけるパワーには測り知れないものがあるからです。アスリートにとってイメージトレーニングが大切といわれるのも、明確なビジョンが描けるか否かで、自身の能力の解放の仕方が変わってくるためです。細部まで明確に思い浮かべるのは、夢を夢で終わらせないために必要なステップなのです。

フランクリン・プランナーは、長期目標という視座を持つことできる手帳です。

具体的に想像する力を鍛えよう

目標を設定するというのは、価値観やミッションで、「こうありたい(to be)」と考えていたことを、「こうしたい(to do)」という行動計画に転換する作業でもあります。「なりたい、なりたい」といくら考えていても、それだけでミッションが実現することはありません。「ありたい姿」を自分なりにしっかりイメージし、表現し、行動レベルに落とし込むことができるまで具体化しなければなりません。

ここで少し気楽な演習をしてみましょう。

あなたのミッションが「家族がいつも笑顔でいられるよう、どんなときも最善を尽くす」であったとします。家族がいつも笑顔でいられる状態とは、具体的にはどんな状態でしょう。手始めに夏休みの風景で想像してみてください。一家4人、全員がキラキラした笑みを浮かべられるのは、具体的にどんな状態だとあなたは思いますか?

「やはり旅行かな」→「旅行だとしてどこへ行こうか」→「妻は前からフランスに憧れていたっけ」→「食べ物も酒も旨くて、街歩きが楽しめる場所なら妻は喜ぶだろうな」→「子どもはやっぱり海だよなあ。ふふ。シマシマの新しい水着を着せてやろう」→「カジノなんかがあると最高だな。紳士らしくバッチリ決めて、妻がプレゼントしてくれたあのタイを絶対に持っていこう」などと、その情景のディテールまでイメージしていきます。

目標とは人生の戦略

企業人にとって大切なのは、具体的な目標に向かって「何を、どのように、いつまでに、行うか」ということです。それがいわば会社としての戦略になるわけです。

個人においても同様で、目標を設定するということは、まさにあなたの人生の戦略を立てるということ。具体的で明確なビジョンを持ち、大局的な視点から「常に勝てる戦略」を立てられる軍師になりましょう。

「何を達成すれば、私の価値観は満たされるのだろうか?」

この質問についてじっくり考えてみてください。具体的な目標として設定できるように、できる限り具体的にイメージしてください。

そして、1 年後、2 年後、3 年後、10 年後、どう「あるべきなのだろうか」「何を得たいだろうか」「何をしたいだろうか」これらを誰にも邪魔されない静かなところで、じっくり考えてください。

目標が明らかになれば、あなたの行動(働き方)は大きく変わります。

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